個人的にこの曲あまり好きではない。確かにオーケストラを満喫するには格好の素材である。しかし、何回も聴いているうちに飽きてくる。
さて、今聴いているのは70年代にカラヤンがDGに録音した春祭だ。カラヤン70sからの一枚。なお音源はすべてOIBP化されている。以下に録音データを載せる。
録音場所:ベルリン・フィルハーモニー
録音日時:1975年12月3,4日/1976年12月10日/1977年1月30日
製作プロデューサー:Hans Hirsch, Magdalene Padberg
録音プロデューサー:Michel Glotz
調整技師:Günter Hermanns
出版:Boosey&Hawkes, Edition Russe de la Musique
Total time 34:42
以上の様にこのセッションは複数回に分けられて行われたようだ。 録音状態は極めて良好でこの頃のカラヤン&ベルリンフィルの演奏能力を知るには十分である。カラヤンの春祭はギッシリと構えて作り上げられているのでテンポはそこまで速くない。逆にその方がこの曲の魅力は伝わりやすいのかも知れない。全体としてティンパニの響きが印象的である。恐らく担当したのはフォーグラーであろう。